運転免許の更新の際などには、通常の視力検査の他に行われる深視力検査があります。深視力検査とは、一般的にいわれる視力検査とは違い、両眼視機能と
呼ばれている眼の能力のうち最も高次元な機能の立体視検査のことをいいます。
人間は2つの眼がありますが、この2つの眼はあたかも1つの眼のように働いて
いますね。これは両眼で受け入れた感覚を脳で統合して1つの新しい感覚としているからで、この機能のことを両眼視といいますが、両眼視には融像と立体視
があります。融像というのは右眼と左眼それぞれの網膜に映った像を1つにまとめてみる働きのことをいい、立体視とはものを立体的にみる感覚で、これは
右眼と左眼が離れていてそれぞれの眼の網膜に映った像の位置が異なるためにおこります。
深視力検査は、三かん試験という方法で行われます。3本の棒の
うち両端の2本が固定されて、その間の1本が前後に移動し3本が並んだと感じたときにボタンを押します。